【超熱血パズドラ部】第1492回:ブライダルガチャの結果は
2024-07-16 11:25
2012-10-24 19:24 投稿
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パズル&ドラゴンズ
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●ゾンビ軍団、ヘラ(?)に挑む!
あまりにもショックだったので、今日は結果と写真だけを載せて家に帰ります。皆さんもチャチャっと流し読んだら、iPad miniとか枯れ専の記事とかに行かれたほうがいいですヨ……。
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過去2回の記事を読んでいただければわかると思うが、ナンダカンダありながらもどうにか“攻撃タイプ”のモンスターを集め終わり、俺は対ヘラ用の新パーティーを作り上げた。それが↓なんだが。
いわゆる“ゾンビパーティー”なので、ド根性と回復系のスキルを持つモンスターをリーダー&助っ人に据えざるを得ず、我がチームの切り札となるべく育てられたグリプスライダー・フィンにはモンスターボックスの中に引っ込んでもらうことにした。直前まで「オマエが新チームのキャプテンだ!! 頼んだぜ!!」とワイのワイのと囃し立て、彼自身もやる気になってくれていたので(想像)、申し訳なくて仕方がない。あまりの気まずさに、昨日からグリプスライダーの顔を見られなくなってしまった。これって、
「異動したら、キミにはそこのリーダー的ポジションについてもらうつもりだから。がんばってくれたまえ」
と言われて浮き足立っていたのに、実際に異動したらひたすら雑用でこき使われて悶々とする……というサラリーマンの悲哀に似ている気がする。
……だからと言ってどうしようもないので、彼のことは忘れて先に進む(ヒドい)。ちょうどいいタイミングでやってきた“ヘラ降臨!”に、上のパーティーで入っていってみた。
まず1階層。出てきたのは、タウロスデビルと岩の魔剣士だ。非常に容易い相手に見えるが、ここは恐怖の地獄級。この場所に配置された瞬間、タウロスデビルだろうがアワりんだろうが強さのリミッターはすべて外れ、文字通りの死神と化す。そう、桁違いに強くなるのだ。もしかしたらここには、敵モンスターの潜在能力を引き出すナゾの粒子が満ちているのかもしれない。もしくは、デカいナメクジのような長老様に能力を開放してもらったのかもしれぬ。そんなヤツらとガチで戦おうと思ったら、HPが30000以上あってもまったく安心できないだろうなぁ……。
しかし! そこで発明されたのが我らがゾンビパーティーなのだ。一撃死確実の攻撃を喰らっても瀕死の土壇場で立ち上がれる根性を持ち、すかさず回復してつぎの攻撃に備えられるモンスターたち……。
死ななければ、負けることはない。
この真理を体現するパーティーで、俺はこのダンジョンに臨んでいるのだ。まったくもって死角はないぜ!!
と思ったら。
上の写真をよく見るとわかるが、タウロスデビルも岩の魔剣士も、頭の上に“あと 2”という文字を浮かべている。これはもちろん、“あと2ターンしたら攻撃しますよ”という合図。つまり2ターン後に立て続けに、2匹のモンスターの攻撃が降ってくるということだ。
「つーことは……どういうことだ?」
よくわからぬままポコポコと攻撃をくり出しているうちに、あっと言う間に2ターンを消費してしまった。いよいよ、敵の攻撃ターンである。そしたら。
俺、会社の自席で大仏のように固まってしまう。
「えーっとこれは……どういうことだ?」
不死身のはずのゾンビパーティーが、ダンジョンの1階で、しかもたったの2ターンで滅ぼされてしまった。な、なにが起こったんだいったい……。
そのとき、大仏は思い出した。以前、ハイネ鳥居に言われた言葉を……。
「ゾンビパーティーの唯一の弱点は“連続攻撃”なんです。どんなに強烈な攻撃を食らっても、根性が発動すればギリギリのHPで踏みとどまってくれますが、2体以上のモンスターが同じターンで攻撃してきた場合は“1撃目”で根性が発動しても、“2撃目”でただやられるのを見守るしかない……」
そうなのだ。ゾンビがゾンビでいるためには、根性が発動したらすぐに回復して、再び根性の発生条件に持っていかなければならない。しかし2匹のモンスターに同じターンに攻撃されたら回復はできないわけで、唯々諾々と死を受け入れるしかなくなってしまうわけだ。
この状況を避ける方法は、たったひとつしかない。それは……。
「敵を1匹にしちまえばいいわけか。そうすれば絶対に死ぬことはないもんな。でも……」
でも……。
それをするには、圧倒的に火力が足らなかった。このときも、どうにか1匹だけでも倒そうと思っていたけど、敵はセミに小便を引っ掛けられるほどにもダメージを受けておらず、逆に壮絶な報復を受けるハメになってしまったのだ。
そこで俺は、若干ながらパーティーをいじくった。それまで、回復のことを考えて大樹の精霊アルラウネを入れていたが、「回復なんて言ってる場合じゃねえ」ってことでコレを外す。そしてその枠に、HPが低く、攻撃が高い……ということで、リストラされていたグリプスライダー・フィンをあてはめた。
「よし!! コレだ!! このメンツだ!!! 彼らならば必ずや、地獄の女神のおべべを引きはがしてくれるに違いない!!!」
てことで、2回目のチャレンジ。1階にはパイロデビルと光の魔剣士が現れた。都合がいいことに今回は、2匹の攻撃ターンがズレている。これはいけるぞ!!!
「もらった!! 1匹倒しちゃえば前に進める!!!」
俺はパイロデビルをロックオンし、攻撃を集中させた。しかし、はやり火力が足らないらしく、まったく体力を削ることができない。
しかも気が付けば、ナゼかパイロデビルと光の魔剣士の攻撃ターンが重なっているではないか! ナンダナンダ!? どんな化学変化が起きたんだ!!? ズルいズルい!!! 聞いてないよおおおお!!!!
でも考えてみたら、これは当たり前のことでした……。複雑な方程式を解いたところ、パイロデビルの攻撃パターンが2ターンに1回、光の魔剣士が3ターンに1回だとしたら、6ターン目には攻撃が重なることに……。結果……。
ズガンッッッッッ!!!!!!!!
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……
く…………。またダメだったか…………。
でも!!
俺の考えは間違っていないはずだ!! つぎにヘラが来るときまでにパーティーを鍛え上げ、必ずや悲願を達成してみせるぞ!!!
……その模様は、単行本第2巻に書き下ろすかなあw
■書名:大塚角満の熱血パズドラ部
■発売:2012年9月20日
■価格:998円[税込]
■体裁:モノクロ272ページ
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大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通、ファミ通コンテンツ企画部副編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズが2作品ある。現在、ファミ通.com上でブログ“大塚角満のゲームを読む”、“『ドラゴンズドグマ』で暮らす”、アメーバブログで“大塚角満のブログ”などを連載中 ※ゲームを“読む!”はこちら ※大塚角満のブログ (Ameba) |
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